フーコー『真理とディスクール』

ギリシャ語の「パレーシア」について扱う
「真理を語る」という意味

ギシリャで「告白」が、どんな様態で存在したのかを論じたもの
キリスト教の神はおらず、テキトーなところのあるギリシャ的な神、アポロンなどがいる
ギリシャでは、また、「内面」が問題になるわけではない
民主主義制度において、道徳的な正義を個はどう確保するか
といったことが関わる

もしも本書を使うとしたら、中村光夫柄谷行人にある「告白」の問題と、関わらせつつ論じる作戦もありそう
でも、いまいち、フーコーの焦点ははっきりしていない気がする

・英語版はオンラインで読めるらしい
・最晩年のフーコーの講義
・「精神分析学への抵抗」も課題か?

○チェック
エウリピデスの六つの悲劇
ソポクレス『オイディプス王
プラトン『国家』『ラケス』